お店にクリスマスソングが流れ始め、子供たちがワクワクする時期になりましたね。
今の時期、サンタさんは子供たちのプレゼントのリサーチや準備でさぞ忙しいことでしょう。
「何言ってんの?サンタさんなんていないよ」
大人の皆さんは、きっとそう返されるはず…。
ですが調べたところ、約120人のサンタクロースが実在することがわかりました。その中にはなんと日本人も!
この記事では『公認サンタクロース』とは何なのか解説していきます。
公認のサンタクロースってどういうこと?
1957年にグリーンランド国際サンタクロース協会が設立されました。
目的はグリーンランドに住む長老サンタクロースの補佐として小児福祉施設や小児病棟を訪問し子供たちにプレゼントを届ける手伝いをすること。
希望すれば誰でもサンタクロースになれる、というわけではなく、協会が主催する試験に合格した者だけが『公認サンタクロース』を名乗れるのです。
公認サンタクロースのお仕事
参考:公認サンタクロースに聞く!本当のサンタさん&クリスマスの世界
- 毎年7月にデンマークのコペンハーゲンで開催される「世界サンタクロース会議」に出席する。
- 10月末からクリスマスにかけて、家族と一緒に過ごせない子供たちがいる病院や施設をまわり、プレゼントを届ける。
- 1月に長老サンタクロースの家へ行き、各国のクリスマスについて報告をする。
サンタクロースは子供の夢を壊してはいけないので、その行動にもいろいろ気を遣うようです。
例えば、世界サンタクロース会議に参加する際は、自宅からサンタクロースの衣装を着て目的地のコペンハーゲンまで行かなければならないというルールがあります。
電車でも飛行機でもサンタクロースの恰好をしていたら「ハロウィンでもないのにどうしちゃったの?この人」とだいぶ目立ちますよね…。でも子供たちからはすっごく喜ばれそう。
この会議では、子供たちの良い子、悪い子の審査、地球温暖化によるクリスマスツリーの確保について、時代背景にあったプレゼントについて、各国のクリスマスの過ごし方などについてサンタクロースらしい専門的(?)な話し合いをするそうです。
なんだか楽しそうな仕事に思えますが、実はこれ、報酬はゼロ!完全無償のボランティア活動なんです。
『職業:サンタクロース』を名乗るにしても、他に収入源がない人は絶対に続けられないでしょう…。とても尊い活動ですね。
公認サンタクロース試験
公認サンタクロースになるには条件があります。これがなかなか厳しい。
参考:Wikipedia
- 結婚していて子供がいる
- これまでに、サンタクロースとして活動した経験がある
- サンタクロースにふさわしい体型である(体重120㎏以上)
女性の公認サンタクロースもたくさんいるそうです。女性は体型面の条件は免除されるようです。「体重120㎏以上」という条件だけでだいぶ絞られてしまいますね。
これらの条件を満たした者だけが次のような試験を受けられます。
参考:Wikipedia
- プレゼントの入った袋を持って50メートル走を行った後、はしごで高さ約3メートル登って直径120㎝の煙突に入り、暖炉から這い出る。その後、クッキー6枚と牛乳を完食して、スタート地点に戻る。制限時間は2分。
- レースを突破した者は、英語かデンマーク語での面接を行う。
- サンタクロースとしての身だしなみをチェック。
- 先輩公認サンタクロースの前で「ホゥホゥホゥ」というサンタクロース言葉で宣言文を読み上げる。OKが出るまで続けなければならない。
なんともサンタクロースらしい試験内容ですが、最初の体力テストで脱落者は多そうですよね。
体重120㎏の体で走ったり登ったりは絶対きついですって…。
クッキーと牛乳を完食しなければならないのも意味が分からなくて面白すぎます。
面接も英語かデンマーク語なんてハードル高すぎて日本人にはなかなか厳しい試験内容ですね。
合格すると、公認の証であるワッペンをその場で縫い付けてもらい、晴れてサンタクロースの仲間入りとなります。
日本人の公認サンタクロース
なんと、日本人でこの難関試験に合格した方がいらっしゃいます!
それが『パラダイス山元』さんです!
パラダイス山元さんは、ラテン音楽を中心に活動するマンボミュージシャン。
1998年に当時史上最年少の35歳で公認サンタクロース試験に見事合格しました!
アジア圏で唯一の公認サンタクロースです!
優しいお顔に真っ白なお髭、そして真っ赤な衣装にこの体型といったら誰がどう見てもサンタクロースでしょう!
日本にサンタさんが居るなんて嬉しいですよね。
まとめ
「サンタさんって本当にいるの?」
子供たちのこの質問に、これからは自信をもって答えられますね。
「もちろんいるよ!日本人のサンタさんもいるんだよ」
公認サンタクロースのおかげで、子供たちの夢はずーっと守られています。
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