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「終活ではなく、もしものために…」20代、30代からのエンディングノート

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みなさんは、ご自分の人生の最期をどのように迎えたいですか?

そんなことを聞かれても、自分が死ぬ時なんて考えたことないし、考えたくもないですよね。

それでは少し変えて2つ目の質問、あなたはこれからどんな人生を送りたいですか?

これなら少しは答えられるのではないでしょうか。

昨今、終活という言葉をよく耳にするようになりました。

終活の中でも、残された家族に手軽に自分の意思やメッセージを残すことができるエンディングノートに注目が集まっています。

エンディングノートは終活している高齢者が書く物だ、と思っている方多いのではないでしょうか。

実はこれ終活としてはもちろん、日常の備忘録や自分の人生を振り返ることのできる物として活用できるのです。

この記事では、若い人でもエンディングノートを書くべき理由をお伝えしていきます。

エンディングノートとは

そもそも、エンディングノート自体をよく知らない方もいらっしゃいますね。

簡単に説明すると、エンディングノートとは、入院や死亡などのもしもの時に自分の意思やメッセージを家族に伝えるためのノートです。

延命治療は必要か、介護はどうしてほしいかお墓や葬式、相続はどうするかなどを書き留めておくものです。

主な記入項目
  • 銀行口座
  • 保険
  • クレジットカード
  • 口座引き落とし
  • 重要な連絡先
  • ペット
  • 医療・介護
  • 葬儀・お墓
  • 相続

これらの項目すべてを埋める必要はありません。

気楽に「このことは伝えておきたいな」という部分だけでも大丈夫です。

エンディングノートは遺言書のような法的効力はありません

どんなときに役に立つ?

人生の最期を迎えたとき

自分の意思をエンディングノートに記しておけば、延命治療を希望するか、臓器提供するかなど、家族が決断に困ってしまう場面でも選択しやすくなります。

また、自分が死んだ後の葬儀や相続、膨大な手続きも、エンディングノートがあることによって家族の負担を軽減させることができます。

入院したとき

健康な人でも、事故や病気で入院することがあるかもしれません。

そんなときに家賃の支払いや、入っている保険、ペットの世話などを書き留めておけば、家族もあれこれと困らずにすみます。

日常生活でトラブルがあったとき

もしも財布やスマホを落としたら、クレジットカードやICカード利用を止めたり、おサイフケータイ機能を止めたり、やらなければならない手続きがたくさんあります。

また、スマホに入っている家族や友人の連絡先もわからない、なんてこともあります。

エンディングノートはこれらの大切な情報を自分自身の備忘録として活用できます。

30代の私がエンディングノートを書いてみた

エンディングノートの書き方に規定はありません。

大学ノートに自分の思いを日記のように書き留めたりてもOK。市販のエンディングノートを買って各項目を埋めてもOK。

私が購入したのはこちら↓

活用してみて感じたこと
  • 「こんなにサブスク契約してたっけ!?これは今使ってないし解約しないと」
  • 「もしも自分が死んだら、〇〇ちゃんと□□ちゃんだけには連絡してほしいな。こんなに長く付き合っていたんだなぁ」
  • 「この日は祖母の命日だったなぁ。家はみんな短命だから、今のうちにたくさん親孝行しないとな」
  • 「生涯独身のつもりだから、資産はこのくらいあれば大丈夫かな…もし自分い介護が必要になったら終の棲家はどうしよう」
  • 「もし病気で今の介護の仕事ができなくなったら…そうなる前に他にできることがないか挑戦してみよう」

家計の見直しから、人間関係の整理、これから自分がしたいことなどが見えてきました。

書き進めていくと銀行口座や保険など、自分しか知らないけれど、もしも何かあったときに家族も知らないと困る情報はたくさんありました。

このエンディングノートを見ればすぐに解決できるので、ノートの存在を家族に話しておこうと思います。

これらの項目を埋めていって自分の人生を振り返ってみると、忘れていた思い出がよみがえったり、やりたかったことに気づいたり、これから自分はどうやって生きていきたいかを考えるきっかけにもなりました。

記入は鉛筆で、その時の自分の思いを気楽に書くことができます。気持ちが変わったり状況に変化があったら消しゴムで消して、上書きすればいいのです。

これからも自分らしく生きるために、今の思いを大切にするために皆さんも早いうちからエンディングノートを活用してみてはいかがでしょうか。

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