すごいぞ日本人

難易度高すぎ!世界一難しい言語は日本語だった!!【海外の反応】

我々日本人が何不自由なく使っている日本語。

これが、英語を母国語とする外国人にとって、最も難しい言語だということをご存じですか?

日本語の何が外国人を悩ませているのか、あなたも外国人になったつもりで、日本語の不思議に触れていきましょう。

外国語習得難易度ランキング第1位

アメリカ合衆国国務省が公表した、言語習得難易度ランクというものがあります。その中で日本語が最高難度にランクイン!

出典:INSIDER

こちらの表を見てみると、中国語や韓国語、アラビア語なんかもカテゴリー5に分類されています。

しかし地図では日本だけ色が違いますね。分類は【カテゴリー5*】となっています。

これは「同じカテゴリーの中でもさらに勉強しないと習得できませんよ」ということを示しています。

つまり日本語は英語圏の外国人にとって世界一難しい言語ということになります。

日本語が難しい理由

我々は日常的に日本語を使っているので、逆に英語の方が難しく感じてしまいます。

外国人にとって、日本語が難しいと感じることは何でしょうか。

日本語は覚えなければならない文字が多い

言語学習において、まずは文字を覚えなければ始まりません。

日本語の文章は、ひらがなカタカナ漢字で表記されます。

ひらがな、カタカナはそれぞれ50音なのですぐに覚えられるとしても、漢字で絶望する人が多いようです。

漢字には音読みと訓読みがありますよね。日本の漢字は一つに複数の読みが存在しますが、同じ漢字を扱う中国では、基本的には漢字一つに対して一つの読みです。

これに加えて氷菓子(アイスクリーム)珈琲(コーヒー)のように当て字なんて厄介なものまで存在するから、「なんでも好き勝手に漢字に当てはめるな!」と発狂してしまいますよね。

ちなみに、最も読み方が多い漢字が【

音:セイショウ
訓:きる・かす・ける・まれる・む・う・える・やす・なま

生憎(あいにく)、弥生(やよい)、生業(なりわい)なども含めると、読み方は100以上あるといわれています。

』という字に注目して↓こちらが読めますか?

3月1日は日曜日で祝日、晴れの日でした

外国人

ちょっとまって!
この1文で『』の読み方全部変えるのやめてくれない!?

日本語は人称代名詞が多い

話し手である一人称を例にすると、英語は「I」ドイツ語は「Ich」のように一つしかありません。

日本語の一人称はどうでしょうか?

「わたくし」「わたし」「僕」「俺」「わし」「我」「吾輩」「自分」など枚挙にいとまがありません。

受け手を指す二人称も多いです。

「あなた」「おまえ」「貴様」「あんた」「君」

日本語は自分の立場や相手との関係によって人称代名詞を使い分けています

海外版の日本の漫画やアニメを見ると、クレヨンしんちゃんの「オラ」やチェンソーマンのパワーちゃんの「ワシ」が「I」になっていて、なんだかお行儀の良いキャラになっちゃったなぁと違和感を感じることがあります。

日本人なら、これだけたくさんの人称代名詞があっても違和感はありませんが、外国人ならば覚えるのが大変そうです。

日本語は同音異義語が多い

せいか→成果・製菓・青果・生家・聖火・生花・聖歌

このように、同音異義語が多いのも外国人を悩ませる一つです。

最も同音異義語が多いとされるのは48語もある「こうしょう」です。
交渉・考証・公証・高尚・校章・高昇・口承など…

外国人

なんでこんなに多いの!?

まず一つの理由は母音の数が少ないからです。

日本語には「」「」「」「」「」の5つしか母音がありません。すべての音を合わせて100ほどで構成されています。

それに対して英語は20もの母音があり、すべての音を合わせると1800ほどと言われています。

もう一つは、中国語の漢字の発音を無理やり日本語に当てはめた結果、同じ発音になってしまったということです。中国語は声調(音の高低)によって発音が異なります。中国語を聞こえたとおりに割り当てたところ、同音異義語が多くなってしまいました。

発音についてはこんなつぶやきもありました。


日本語は母音中心の言語なので、外国人にとっては上記のような「o」と同じ母音が続くことに違和感を感じるそうです。

…さすがにこれは日本人でも違和感を感じるかもしれませんが、漢字がなければ余計に意味が分からなくなる文章ですね。

日本語はオノマトペが多い

「頭がズキズキ痛む」「温泉につかってゆったりする」「緊張でドキドキする」

英語のオノマトペは約150語、対して日本語のオノマトペは約5000語ほどあります。ちなみにお隣り韓国も日本語と同じくらいオノマトペがあります。

英語の場合ほとんどが擬音語(実際に音が出ているものを言葉にしたもの)です。

日本語は擬音語に加え、擬態語(音がない雰囲気や物事の状態を表す)がとても多いのが特徴です。

外国人

どうしてこんなにオノマトペを増やしたんだよ…

日本語には動詞が少ないことが関係しているそうです。その動詞だけでは伝わらない部分を分かりやすく表現するために、オノマトペが増えていったと考えられています。

痛みの表現だけでも「ズキズキ」「ジンジン」「ピリピリ」「キリキリ」とたくさんあるので、私が外国人ならば「どう違うんだよ!!」と机に拳を叩きつけたくなりますね…。

日本語と英語は文法が違いすぎる

日本語はSOV、英語はSVOです。(S:主語 O:目的語 V:述語)

日本語、韓国語、英語の文法構造を表した画像がツイッターで話題になっていました。

英語は日本語と真逆の文法構造になっています。これも日本語が難しいと言われる理由です。

逆に日本人の我々からすると、英語の文法構造は複雑に感じますよね。

日本語は「行間を読め」「空気を読め」

日本語は主語や目的を省略することが多いです。

「楽しかった」

日本語でこれは主語がなくても通じます。しかし、英語では「I」と主語を入れなければ会話が成り立ちません。

また、日本語は曖昧な表現が多いので、その言葉が本心なのか、まさに空気を読む力が必要です。

たとえば、ランチに誘われて断るときに「すみません、今日はちょっと…」のように言葉を濁す場合が多いです。「行けません」とはっきり断る日本人は少ないです。

贈り物を渡すときに言う「つまらないものですが…」という謙遜の気持ちも外国人には理解し難いでしょう。

コンテクスト(文脈)とは「言語外の情報」のことであり、言語以外の情報の重要視がハイ(高い)ということは、メッセージを伝達する際に言語以外の要素を重視するということを意味する。逆にメッセージを伝達する際に言語以外の要素を重視しない場合はロー(低い)となる。

ハイコンテクスト文化とは、実際に言葉として表現された内容よりも言葉にされていないのに相手に理解される(理解したと思われる)内容のほうが豊かな伝達方式。

ローコンテクスト文化とは、言葉で表現された内容のみが情報としての意味を持ち、言葉にしていない内容は伝わらないとされる。

引用:Wikipedia

このことから、日本語は世界で最もハイコンテクスト文化であり、英語はローコンテクスト文化であることがわかります。

だから、日本語の「みなまで言わなくてもわかるだろ」が勉強する外国人にとって厄介なものとなっています。

コミュニケーションにおいて、どちらかが優れていて、どちらかが劣っているということではありません。

まとめ

日本語が世界一習得が難しい言語だということがご理解いただけたでしょうか。

  • 漢字の読みが難しい
  • 人称代名詞が多い
  • 同音異義語が多い
  • オノマトペが多い
  • 英語と文法構造が真逆
  • 空気を読め!

日本人の我々ですら、日本語って難しいですよね。今じゃパソコンやスマホに依存していて、字を書く機会が減り、漢字なんてまともに書けるかどうか怪しいところです。

若者言葉やネットスラングなど、新しい日本語はどんどん増えていくし、日本語学習者は勉強に終わりが見えませんね。

日本の漫画やアニメの影響もあって日本語を学ぶ外国人の方が多いですが、本当に尊敬してしまいます。私ならば、きっと漢字を見ただけで心が折れてしまいます。

しかしながら、漫画やアニメのように繊細で面白おかしい描写ができるのは日本語ならではだと強く思います。

出典:疾風伝説 特攻の拓

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