日本人は外国人からどう思われているのでしょう。
「日本人」と検索してみると「妖精」「ブラウニー」「座敷童」「サイレントボム」といった興味深いワードがたくさん出てきました。
今回は、我々日本人が海外からなぜこのように呼ばれているのかについてまとめてみました。
この記事を読むと、あなたはきっともっと日本が好きになりますよ。
愛らしくて恐ろしい?そんな日本人の生態を外国人目線でご覧ください。
日本人は妖精?
妖精といえば、私ならティンカーベルのような背中に羽の生えた、ちょっといたずら好きな女の子をイメージします。
日本人のどこが妖精なのでしょうか?
外国人から見た日本人の印象
外国人から見て、日本人の印象は次のようなものです。
- 真面目で勤勉
- 団体行動をする
- ルールを守る
- 礼儀正しい
- 何を考えているのかわからない
- 自己主張しなくて大人しい
- お金持ち
- 我慢強い
- 英語が通じにくい
真面目で物静かだが、「和」を大切にしている民族と思われているようです。
日本人観光客が来ると…
そんな日本人が観光に来ると次のようなことが起こります。
- 治安が良く、食べ物が美味しい場所に現れる
- 礼儀正しく、その国の人や文化を尊重してお金をたくさん使ってくれる
- 帰国後良かったところを宣伝して、今度は団体でやってくる
- 日本人が言うなら、と他国からも観光客が増える
- 治安が悪かったり、嫌なことをされると何も言わずにパタッと来なくなる
- 帰国後悪いところを宣伝して観光客が減ってしまう
- 日本人がいなくなった場所は次第に廃れていく
いかがですか?
【妖精】なんて言い得て妙だとは思いませんか。
確かにパックツアーとかもあるし、日本人は団体行動が好きですもんね。戦争や何か事件が起きて治安の悪い国だと分かると、もう絶対に訪れないというのもわかります。
妖精というより座敷童の方がしっくりきます。これだけ見ると、まんま座敷童ですもんね。
検索キーワードに出てきた「ブラウニー」はイギリスの妖精です。人間の家に住み着き、家人に気づかれないようにこっそり手伝いをしている妖精とされています。
こんなに可愛く日本人を表現してくれるなんて嬉しくなっちゃいますね。
SNSでの日本人の印象
日本人についてこんなツイートもありました。
「public」とは「VRChat」というゲームで、自分の好きな姿になって全世界のユーザーとコミュニケーションがとれるものです。
ゲームの世界でも【妖精】と呼ばれていますね。もう本当に妖精ってことでいいかも。
日本人はサイレントボム?
実は、日本人は妖精だと言われている一方で、【サイレントボム】としても恐れられています。
あなたが、海外旅行に行ったことを想像してください。
ガイドブックやホテルのHPには「夜景が最高」「食事がおいしい」「広いお部屋でゆったり」という魅力的な文言が書かれています。
さあ、観光も終わり、楽しみにしていたホテルに到着です。
…あれ?
夜景なんて全然見えない。食事も大したことない。これ本当に掃除したの?ってくらい部屋が汚い。
これではがっかりですよね。
そんな時、あなたならどんな行動をとりますか?
- フロントにクレームを入れる
- 仕方ないかとあきらめる
私ならば英語も自信がないし、クレームは入れずに我慢します。きっとほとんどの日本人がそうするのではないでしょうか。
しかし、泣き寝入りで終わらないのが日本人【妖精】の怖いところです。
帰国してから、ツイッターやブログ、ホテルのHPに怒りを爆発させて書き込みます。
「〇〇は最悪!」「二度と泊まるかこんなホテル!」と。
あなたも経験があるのではないでしょうか。店やホテルで気に入らなかったことをスタッフに直接言わずに、後日、SNSで怒りをぶちまけるという経験が。
ホテルに泊まるにしても、商品を購入するにしても、実際に泊まった人、購入した人の個人のレビューって参考にしますよね?
いくらランキング上位に入っていたとしても、個人の口コミの影響は大きいです。
これが日本人が【サイレントボム】と呼ばれている理由です。
文句も言わずに部屋を綺麗に使い、きっちり後片付けまでして帰っていく日本人。
しかしその笑顔の裏には怒りがふつふつと煮えたぎっている。そして帰国してからは怒りのままに罵詈雑言の口コミを書き込む!
その悪い口コミを見た日本人が「じゃあやめよう」と訪れなくなる
→ 「日本人がそう言っているのなら」と外国人観光客も減る
普段愛想よく笑顔でいるからこそ、外国人にとって日本人が一体何を考えているのか分からないのでしょうね。
イタリアのレストランで日本人観光客へのぼったくり事件
2009年、ローマの有名老舗レストランで、日本人観光客が「ぼったくり」被害にあいました。
メディアに取り上げられると、ほとんどのイタリア人は激怒したそうです。
「日本相手になんてことしてくれたんだ」「イタリアのイメージが悪くなってしまう」「もう二度と観光に来てくれないかも」
以前から日本人はカモにされやすかったのですが、それゆえにイタリアでは日本人観光客が激減していたのです。
焦ったイタリア政府は謝罪をし、老舗レストランは閉店させられました。
お詫びに政府の費用負担で再訪してほしいと、被害にあった日本人に呼びかけました。しかし「イタリア国民の税金を使うことになる」として招待を辞退されてしまいます。
それでも諦めないイタリア政府。
今度はローマの副市長が来日し、被害にあった日本人観光客を会食に招き陳謝したそうです。
ここまでしつこくされると【妖精】なら「もう放っておいてよ」と逃げてしまいそうですが、被害にあった方は「レストラン以外は最高に良かったので、次回も自費でイタリアを観光したい」と優しく対応されていました。
現在では、ローマ市内のレストランやタクシーなど観光関係の業者で組織する団体「イタリア公共サービス業連盟」は「ぼったくり」をしないと誓約した業者に対する認証制度を導入しています。
認定を受けるとステッカーが発行され、店やタクシーに貼って安全性をアピールすることができます。
なぜこれほどまでにイタリア政府は必死に対応したのか。
もうお分かりですね。そうです。
日本人が妖精でサイレントボムだからです。
まとめ
日本人のクスっと笑えるお話、いかがでしたでしょうか?
部屋も散らかさないし騒がない、礼儀正しく、クレームも言わない日本人観光客は、外国人にとって非常に扱いやすいと思います。
そのうえ「NO」と言えないからカモにしやすい。
しかし、日本人の本音が分かるのは帰国後…。
とても良かったと思ったら、仲間を連れてまた遊びに来てくれる。
気に入らないことがあったら、他の日本人にも広めて二度と来ない。
なかなかミステリアスな妖精さんです。
コロナが収束したら、妖精のように自由に各国を旅したいものですね。
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