雑記

胃カメラは鼻からだとつらくないって言ったやつ誰だよ!?【胃カメラ体験談】

先日受けた健康診断にて、「胃ポリープの疑い」「胃体部に陥凹性病変の疑い」で要精密検査となってしまった私。

バリウム検査も初めてだったのに、まさか初回で引っかかるとは思いませんでした。

胃カメラって、口からやった人の話を聞くと「地獄の苦しみだよ…」「もう二度とやりたくない…」という感想が多いですよね。

胃カメラを経験した母親や友人によると「鼻からはぜんぜんオエッてならないよ!」「モニター見ながら先生と会話できるから楽だよ!」と話を聞いていました。

病院によっては薬を使い、眠っている間に検査をして目が覚めたら終わっている、ということもできるそうです。

残念ながら、私が受診した病院では強度の鎮痛剤(眠るお薬)は現在中止しているとのことだったので、楽だと聞いている、鼻からの胃カメラを予約しました。

今回は私の胃カメラ体験談となります。

胃カメラについて説明を受ける

以下、看護師さんとのやり取りです。

胃カメラはまったくの初めてですか?

…はい、初めてです。(ドキドキ)

初めてだと怖いですよね。
リラックスして、体の力を抜いたらきっと入りますので大丈夫ですよ。

は、はい。(え、やだぁ////エッチなお店に来たみたいな会話///)

女性の方だと、鼻腔が狭くて通らない方が中にはいらっしゃいます。
その場合は「口」に変更させていただきますね。

予約時に同意書にサインをしたのですが、再度同じ説明を受けました。

なんだか会話だけ聞いていると、破廉恥ですよね(笑)

そんなふうに思えるほど、この時までは気持ちに余裕がありました。

わりと痛みには強い(遺伝子検査で痛みを感じにくい、という結果だった)と自負していたので、「鼻からなら楽勝っしょ!」と高をくくっていましたが、やはり検査時間が近づくと緊張はします。

待合室での処置

前の人が検査している間に、両鼻に注射器のようなもので麻酔を入れられました。

上向いて息を止めてください。
(注入)
喉に流れてきたらゴックンしてくださいね。

(うーん、プールの水が鼻に入ったみたいな感覚。
ちょっとだけツーンとする)

続いて持ってこられたのが白い液体。

胃の中を見やすくするお薬をお湯で溶いてあります。
これを飲んでください。

(何にも味しない。まずくなくて良かった)

検査室がすぐ隣だったのですが、看護師さんの「大丈夫ですよ!頑張ってください!」などの声は聞こえますが、大きな悲鳴などは特に聞こえません。

やはり鼻からなら私でも大丈夫そうだ!

いよいよ鼻腔からの胃カメラ!

名前を呼ばれて、検査室へ入ります。

(な、なんだか手術室みたいに機械がいっぱいあるし、余計に緊張する)

ベッドに腰かけてもらって、先ほどよりも強い麻酔を両鼻に入れますね。

(うう、またこれかー)

それでは仰向けになってください。
血圧と酸素飽和度測りますね。

…初めてなんですね。頑張りましょう!
左側を向いてリラックスしてください。お顔の下にシート敷いているので唾液は飲み込まずに出しちゃってくださいね。

(は、はじまるぅぅ!)
(え、待って!あんな太いの鼻にブッ挿すの!?)

右鼻にゴリゴリ押し込まれて、狭かったのか今度は左鼻をゴリゴリ・・・・。

あー、狭いなぁ…。ゴリッていうもん。
口からのがいいか…

((必死に首を横に振る))
(無理無理!!痛い!!入らない!!!!目玉飛び出ちゃうぅぅう!!!でも口からはもっとツライんでしょ!?やだやだやだやだ!!!!!)

しばらくゴリゴリやられ、なんとか入りました!!!

(は、入った?ああああああああ!!身体中が異物に対して拒絶しているぅぅぅ!!エマージェンシー!エマージェンシー!侵入者あり!!!)
オエッ!オエッ!ゲー!!

もうね、管が身体の中を通ってる感覚がわかるの!

唾液は出さなきゃいけないってわかってるのに反射でゴックンしちゃうし。そのたびに「オエッ!オエッ!」とえずく。

誰だよ!鼻からは楽だって言ったやつ!!
絶対に許さねぇからな!!

目の前にモニターがあるのですが、自分の体内が高画質で映し出されているのが視界に入り余計に気持ち悪くなってさらにえずくえずく。

苦しいところは終わったから大丈夫ですよ!
頑張ってください!

背中をずっとさすり続けてくれている看護師さんの優しい声掛けに感謝しながら、壁の一点を見つめてひたすら耐えました。

オエーッ!!ゲーッ!!
(声掛けってすごい大事なんだな…。言葉掛け一つがこんなに心強いなんて…。私も介護士として利用者さんに優しい声掛けを心掛けよう…)

何回意識してもゴックンしちゃう!!唾液出せないヘタクソすぎる(笑)

今、十二指腸ですよ!頑張ってください!

もう涙とよだれと鼻水でぐちゃぐちゃ。

きっと扉の向こうまで私のゾンビボイス聞かれてるんだろうな…。

オエッ!オエーッ!
(早く終わってぇええええ!)

お疲れ様です!これで抜いて終わりですからね!

(や、やっと終わる!!
まだ!?長くない!?こんなに長いの入ってたの!!?)

カメラが体内で上に上げってくる感覚までわかります。

あまりの長さに運動会の万国旗を鼻から出している芸人の気分。

カメラが抜けた瞬間!

・・・鼻血が吹き出ました(笑)

痛かったですね。すみません、狭くて出血させてしまいました。

私はどうやら鼻腔が狭い人間だったようです。

そして、体内からの痛みには激弱ということが判明しました。

もうカメラは入っていないのに、胃にものすごく違和感を感じて、しばらく気持ちが悪かったです。

胃カメラ検査の結果とその後

検査の結果、異常なしでした!

健康のためとはいえ、こんなにつらい思いをしなければならないなんて生きるのって大変。

次、もしやってもらうとしたら眠っている間に検査できる病院を受診しようと思いました。

検査は無事に終わって一安心だったのですが、しばらく鼻血が止まりませんでした。

そして鼻水も花粉症の時のように半日出っぱなし。

強くかまないように言われていたのですが、どうしても鼻水が出るのでかむと、一緒に血液が付着しています。

どうやら鼻のずっと奥の方で出血しているようです。

なんとなく鼻水はしばらく出続けることは予想できたのです。

数年前、喀痰吸引の研修で、自分の鼻の中にチューブを挿入した状態で講義を受ける、という地獄のような時間がありました。

チューブはすんなり通ったのですが、鼻水、頭痛、涙、嘔気がほんの数分で一気に襲いかかり私だけギブアップした経験があります。

他の受講者はみんな平気そうでしたが、私にはとても耐えられない苦しみでした。

チューブを抜いても不調は改善せず、結局、講義内容は全く頭に入りませんでした。

「きっと、私には経鼻経管栄養は無理だ」

そう確信した出来事がありました。

~閑話休題~

この経験があったため、「もしかしたら胃カメラ後もなんらかの不調があるだろうな」と予測できたわけです。

結果は案の定でしたが、半日で鼻水も鼻血も頭痛も治まったので安心しました。

最後に

鼻からの胃カメラは地獄!!

唾液をゴックンするとオエッてなるよ!!

鼻腔が狭い人は鼻血が出るから気を付けてね!!

怖い人は眠っている間に検査してくれる病院を探そう!!

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